医師になって35年が過ぎ、開業医としても20年を超えました。難聴、中耳炎、副鼻腔炎、めまい、頭頸部腫瘍(喉頭がんや舌がんなど)など耳鼻科にも様々な分野があり、新しい検査や治療も増えました。また好酸球性副鼻腔炎が稀ではなくなったように、同じように見える疾患でも全く異なる病態も増加しております。学会や論文で知識をアップデートしながら、研鑽しております。
めまい、顔面神経麻痺、嚥下障害などはどの科に受診したらいいのかと悩まれる方が多いと思います。耳鼻科が原因でない病気も数多くあり、原因により対応は異なります。これまでの経験から耳鼻科関連かそうでないかの見定めができます。適切な科へのすみやかな紹介も可能です。まずはご相談いただければと存じます。
コロナ禍後、処置を控える医療機関が増えました。基本的な処置により、症状が和らぎ、治療効果も高まりますので、感染対策に注意を払いながら、必要に応じて積極的に処置を行っております。過剰診療は厳に慎み、適切に保険診療を行いながら、より高度な医療が必要な場合や専門外の病気では近隣の先生方や明石市民病院、明石医療センター、加古川中央市民病院、がんセンター、大西脳神経外科病院などの高次医療機関に時期を逸しないよう紹介すること心がけております。
引き続き、明石の地で皆様方の診療にあたりたいと願っています。